睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは、SAS(Sleep Apnea Syndrome)ともいい、「睡眠時」に「無呼吸」の状態になる、睡眠障害の1つです。
ここで、「無呼吸」とは10秒以上の呼吸停止と定義されています。この無呼吸の状態がが1時間に5回以上、もしくは7時間の睡眠中に30回以上ある場合、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
また、睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時呼吸障害の1つです。
睡眠時呼吸障害とは、寝ている時に異常な呼吸が現れ、知らない内に身体に様々な障害を及ぼす病気をいいます。
睡眠時無呼吸症候群は、日本人では成人の約1〜2%に見られ、主に男性に多いといわれています。
また、睡眠時無呼吸症候群は、一般的には肥満で首の太い人に多く、ほとんどが強いいびきを伴います。
「無呼吸」になるのは、眠りが深い時間、すなわち「ノンレム睡眠」の時間によく起こり、「ノンレム睡眠」時に無呼吸を引き起こすことによって、睡眠状態は「レム睡眠」へと変わります。
つまり、「無呼吸」になる回数が多いと、深い眠りをとることができず、いくら睡眠時間を多くとっていても、脳はきちんと休むことができません。
よって、睡眠が分断されたり浅くなるため、日中の強い眠気、熟睡感がない、集中力の低下などが起こります。
昼間の強烈な眠気のため、致命的な事故を引き起こすことがあります。
過去のニュースで、交通事故を起こしたり、新幹線の運転手が居眠りのため停車駅を通過してしまい、居眠りの原因が睡眠時無呼吸症候群だったという事件もあって、この病気が有名になりました。
睡眠時無呼吸症候群の人は、心筋梗塞など、心血管系の合併症で死亡する確率が高いこともわかっており、怖い病気ですので心当たりのある人は、専門の医療機関で受診することをおすすめします。