ナルコレプシー (過眠症)
ナルコレプシー (narcolepsy) は、日本では「居眠り病」「過眠症」とも呼ばれています。
ナルコレプシー (narcolepsy) の最も目立つ症状は、時と場所に関係なく居眠りを一日に何回も繰り返すことがあげられ、強い眠気の発作を主な症状とする精神疾患(睡眠障害)です。
笑う、怒るなどの喜怒哀楽の感情変化の激しいときに急に顔や首、手足の力がかくんと抜けるという症状を伴う人が多いようです。
また、入眠時もしくは起床時の金縛り・幻覚・幻聴の経験がある人も多いようです。
夜間は中途覚醒や幻覚・金縛りが起こり不眠となるので、1日の睡眠時間の合計は健常者とほとんど変わらないといわれています。
日本人でどれくらいナルコレプシーの人がいるかというと、1万人当たり16人〜18人という研究報告があり、一般的には約600人に1人くらいの割合とみられています。
発症年齢は、10代から20代前半に集中しているとの報告があります。
ナルコレプシーは、一般の人への知名度が低いことに加えて、専門医が非常に少ないため、正しい診断・治療が受けられないことや、まわりの人間からの理解が得られにくいなどの状況にあるといわれています。
また、治療を行っていない場合、自動車の運転中などに発作が起きると重大な事故などの原因となる可能性もあるため、社会生活上の制限も大きいといえますが、
適切に治療を行えば、日常生活を送るのに支障をきたすことはないとされています。